「ぶ~~~~~~~~~ん」と暑い時期が来るとこの羽音に悩まされますよね。
そう。
蚊です。
虫よけをしても気がつくと「ぶ~~~~~~~~~ん」とやってくるので、パチン👏と手を合わせる人も多いのではないでしょうか?
私もその一人です(笑)
不快に感じてしまう蚊ですが、生態を知ればもしかしたら見方が変わるかも!?
ひとまず好き嫌いは置いておいて、今回は蚊のあまり知らない生態と蚊にさされない為の対策を紹介していきます。
蚊は昆虫!?血を吸うのは○○だけ!?
蚊は、ボウフラ(幼虫)→オニボウフラ(蛹)→蚊(成虫)という段階で成長します。
そして、蚊の身体をよく見てみると・・・
こんな感じ。
体は頭・胸・腹の三部に分かれ,頭部には一対の触角,胸部には三対の足・・・
そうなんです。
昆虫に分類されるんです。
昆虫だからといって「よし。飼ってみよう」とは思いませんが、これを知った時は衝撃でした(^_^;)
蚊のもう一つの不思議・・・実は雌しか血を吸わないんです!!!
※まあ、飛んでいる蚊だけ見ても区別はつかないのですが(笑)
蚊といえば吸血のイメージですが、血だけを吸って生きているわけではないんです。
主食はなんと花の蜜や草の汁。
子孫を残すため(卵を産むため)に血を吸っているんですね。
これまた不思議ですね。
だからと言って刺されるのは嫌なので、見つけたらすぐ
ですが。
〇と〇の条件で蚊は大発生
蚊は世界で2500~3000種類が存在し、日本には100種類程度が生息すると言われています。
そんなに大量にいるのか・・・考えるだけでなんだか痒くなりますね(^^;
蚊は水のあるところに卵を産みつけます。
汚い水もしくは、きれいな水のある場所。
とにかく水ですね。
池やどぶ、水田などの広い場所でも、古タイヤや空き缶、下水溝や水たまりなどのピンポイントの場所でも水があるところは産卵場所の対象になります。
そして、卵を産むときには気温も関係しています。
この梅雨・夏の時期は雨が降ったり、気温が上がったりするのでまさしく蚊にとっては好条件なんです。
水があり、20~30度の環境があれば、なんと・・・10~14日で誕生してしまうんです!!
蚊にとっての好条件が整っていれば夏に限らず下水などや用水路などの場所で発生するのはこの理由からですね。
蚊の活動時間と人の血を吸う原因
身近に生息する蚊は、写真のような黒い蚊と少し透明っぽい蚊ではないでしょうか?
蚊は花の蜜や草の汁が主食ですが、産卵の為に人の血を求めます。
人それぞれ朝が元気な人、昼が元気な人、夜が元気な人がいるように、実は蚊にも昼行性と夜行性の特性があるんです。
これは明るさによる吸血意欲が関係しています。
ヒトスジシマカなどのやぶ蚊は昼行性なので、朝からお昼かけて吸血意欲が増します。
アカイエカなどのイエカ類は夜行性なので、夕方ごろに吸血意欲が増します。
吸血意欲が増すだけで”絶対にこの時間にはいない”というわけではありませんが、蚊の活動時間はこの吸血意欲に関係しているというわけです。
蚊が人間の血をすう原因は温度と二酸化炭素などが関係しています。
気温があがったり運動したりすると人間の体温は上昇し、汗をかきますよね。
気温が上がると体温が上がる・体温が上がると汗をかく・汗をかくと汗が蒸発して匂いがでる・汗をかくほど二酸化炭素の排出量が増える・・・これに反応して蚊が寄ってくるのです。
黒い服を着ているときに蚊にさされやすいというのも、熱を吸収し体温があがりやすいというところからきています。
虫よけ対策はしっかりしよう
最近は虫よけグッズ(スプレー・直塗り・身に着けるものなど)がたくさん売られていますが、蚊にさされる前にできることは事前にしっかり対策しておくといいですね。
- 虫よけスプレーや虫よけの塗り薬はまんべんなく塗る(中途半端は効果が半減)
- 汗を拭きいつも清潔にしておく(汗や匂いによってきます)
- お風呂に浸かりストレス発散(体臭のもとを防いでいきましょう)
- 蚊が侵入しないように、玄関や窓に虫よけ対策をする
- 身近な場所で水が溜まっていたら、すぐに流す。(ぼうふら予防)
もし、蚊にさされてしまった時には、水で冷やしたり薬を塗ったりするなどして、かきむしり予防をしていきましょう。(とくに子どもは虫さされからとびひになるケースが多いです)
なかなか蚊は好きになれませんが・・・
しっかり対策をしても夏は肌の露出が多い分、どうしても蚊にさされやすいものです。
対策できる部分はしっかりしながら、少しでも気持ちよくすごしていけるといいですね。
今年も楽しい夏を!!
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